競馬

『シンザン物語 蹄跡よ永遠に』

競馬漬け第10弾。筆者は元競馬記者で、往年の名騎手であり調教師でもあった吉永正人さん(故人)の元妻でもある、作家の吉永みち子氏。 本書は氏が競馬の世界に入ったときにはすでに現役を引退していた伝説の名馬シンザンの、生い立ちから引退、そして危篤の…

現代のシンデレラ物語

アラブ首長国連邦を構成するドバイのシェイク・サイード・ビン・マクトム・アル・マクトム王子(30)が、訪問先のベラルーシの首都ミンスクのホテルでウエートレス見習をしていたナタリアさん(19)を見初め、出会ってから20日足らずで現地で結婚式を…

『日本競馬論序説』

競馬漬け第9弾。 その昔、私が競馬にハマりつつあった頃に買った本。競馬好きで有名だった作家の山口瞳氏と、同じく作家で競馬評論家の赤木駿介氏の対談をメインに、山口・赤木両氏のそれぞれの馬券戦術を披露する章を加えてまとめたもの。 競馬にハマるきっ…

『運命に噛みついた馬 サンデーサイレンス物語』

競馬漬け第8弾。日本競馬を塗り替えた偉大な種牡馬・サンデーサイレンス。その誕生から現役時代、そして日本に買い取られるまでを、米国を代表する競馬専門誌『ブラッドホース』の編集長も務めていたレイ・ポーリック氏が丹念な取材をもとにつづったルポルタ…

『馬の科学 サラブレッドはなぜ速いか』

競馬漬け第7弾。 この本は、JRAで競走馬を専門的に研究している「競走馬総合研究所」の獣医の人たちが、サラブレッドの身体的な特徴を部分ごとに分かりやすく解説したもの。私が現在持っているサラブレッドに関する科学的・獣医学的な知識は、ほとんど学生時…

『シャーロック・ホームズの思い出』

競馬漬け第6弾。 シャーロック・ホームズものは、それこそ小学生から中学生にかけて「冒険」、「回想」、「生還」とほとんどを読み漁った。今回は河出書房新社の全集(初出時に最も近い形で並べられ、オックスフォード大学出版部による最新の注釈集も抜粋し…

『敗れざる者たち』

競馬漬け第5弾。大学生の頃、沢木耕太郎の一連のノンフィクションにハマったことがあって、そのとき以来の再読。 本書は沢木耕太郎のライターとして最初期のルポルタージュ作品集。ボクシングや野球、マラソンといったさまざまなスポーツにおいて、一旦は頂…

『馬敗れて草原あり』

競馬ヅケ第4弾。寺山修司・著。 以前この本を読んだとき*1も思ったことだが、寺山修司が競馬について書いた文章を読むと、現代にこんなエッセイを書く競馬ジャーナリストがいないことを非常に残念に思う。単なるレースの予想でも回顧でもない、競馬のレース…

『サラブレッド・ビジネス ラムタラと日本競馬』

競馬漬け第3弾。 「ラムタラ」と言っても歌舞伎町なんかにあるビデオ屋のことではなくて、ドバイの王族が所有していたサラブレッドの名前である。現役時代はその記録破りな競走成績によって、そして引退後は33億円で種牡馬として日本人グループにより購入さ…

『日本の名随筆・別巻80 「競馬」』

競馬漬け第2弾。 この『日本の名随筆』というアンソロジーのシリーズ、学校の図書館とかに置いてあるのを昔読んでたなあ。本巻と別巻と、それぞれテーマ別に100冊くらい出てるんですよね*1。で、「競馬」の巻は作家の高橋源一郎氏が編者。 織田作之助、井伏…

『黒人ダービー騎手の栄光』

「事実は小説よりも奇なり」という使い古された言葉があるが、この本の主人公ジミー・ウィンクフィールドの生涯は、まさにそうとしか言いようが無い起伏に富んだものだ。彼は19世紀末から20世紀半ばにかけては騎手として、その後はサラブレッドの調教に携わ…

競馬漬け

私は大学生の頃に競馬ファンになって、もうかれこれ10年以上がたつ。 ところがここにきて、一時ほどの魅力を競馬に感じなくなってきている。レースも大きなものしか見ない。仕事や育児で忙しいとか、いろいろ要因はあるのだけれど。だからといってこのままフ…

64年ぶりの快挙!

今日東京競馬場で行われた第74回日本ダービーで、牝馬のウオッカ(四位騎手)が快勝した。 これは64年前のクリフジ以来の快挙。戦前の競馬と現在の競馬は内容も意味もかなり違うので、実質的には「初の快挙」と言ってしまってもいいかもしれない。 ウオッカ…

大井競馬場でシャンパンを

今日は休みを取り、みんなで大井競馬場に行った。 ダイアモンドターンでちまちま馬券を買っていたら、一緒に行った先輩がウン十万円儲けて、勢いでシャンパンを注文。 私はというと、ここに来る途中、新宿の駅で拾った100円玉を元手に単勝を転がして、一時は…

How deep is your impact!

第51回有馬記念が中山競馬場で行われた。 このレースは最強馬ディープインパクトの現役最後のレースでもあり、また全レース終了後には同馬の引退式も行われるとあって、まさにディープ一色の有馬記念デーとなった。 レースでは、3,4コーナーで早くも勝利を確…

ジャパンカップ

東京競馬場で行われた第26回ジャパンカップで、ディープインパクトが1着となった。これでGI6勝目ということで、口取りではオーナーの金子氏と武豊騎手の共同による「6冠」のサインが見られたようだ。 レースに出走した馬の顔ぶれや意外と遅かったタイムな…

ブルース&ロック(blues'n'rock)

日本時間の今日午後1時発走で行われたオーストラリアのG1メルボルンカップ(芝・3200m)を見ていたら、なんと! 日本から遠征していたデルタブルース(鞍上岩田康誠)とポップロック(鞍上ダミアン・オリヴァー)がワンツーフィニッシュの快挙を達成! Emira…

『勝負勘』

昨年引退した元JRA騎手の岡部幸雄氏が、自らの騎手人生を振り返った本。人からもらったので読んでみた。 Oricon Styleで集計した『部下に読ませたい本』(なんだそりゃ)で、男性が選ぶベスト12にも入っていた模様。…しかしこの『部下に読ませたい本』を本気…

ディープインパクトから禁止薬物が検出される

ディープインパクト号に関するお知らせ http://jra.jp/news/200610/101911.html 個人的に割とこの問題には興味があって、「なんでそんなことになったのかな?」と。 それで夜のニュース番組とか朝刊(20日の)とか、あとWEBの情報なんかをザーッと見たところ…

…とか言ってたら

あらら、昨日(というか今朝)「ディープインパクトには来年ワールドレーシングチャンピオンになって欲しい」とか書いてたばかりなのに、「ディープインパクト年内で引退」ですか。 夢がなくなった。

to the WRCS

どうでもいいけど、ディープインパクトは今後、今年一旦休止していて来年復活する予定の「ワールドレーシングチャンピオンシップ」のレースを転戦して、ワールドチャンピオンを目指す…というのはどうだろうか? 引退まであと○戦、なんてケチくさいことを言わ…

スプリンターズSと凱旋門賞

今日は国内外で興味深い競馬のレースがふたつ行われた。 一つは日本のスプリンターズS、もう一つはフランスの凱旋門賞である。 まず、中山競馬場で行われたスプリンターズS。オーストラリアから来たテイクオーバーターゲットが優勝。 レースはテイクオーバー…

エレクトロキューショニスト急逝

凱旋門賞に出走する可能性もあったエレクトロキューショニストが9日に心臓発作で急死したという。

光る夢をつかめ!

今日は東京競馬場で安田記念が行われた。レース自体にはあまり興味が沸かなかったのだが、どうやら香港から遠征してきたブリッシュラックが優勝したようだ。3着にも香港馬ジョイフルウィナーが入り、香港勢の強さを見せた。 …ちなみにもう1頭香港から遠征し…

大井の猫

今日は会社を退けてから先輩後輩と大井競馬場へ。 風が強かったので屋内の指定席に座を占め、さてさて勝負に出たものの…誰一人としてかすりもせず。 自棄酒を飲んで馬場をにらみつけていると、なんと! 外ラチ付近に猫ちゃんを発見! (画像は携帯で撮った写…

モハメド殿下

ドバイの首長が豪で死去 アラブ首長国連邦の首相・副大統領で、同連邦を構成するドバイ首長国のマクトゥーム首長が4日、オーストラリアで死去した。同国政府が発表した。AFP通信によると、62歳だった。 90年にドバイの首長となり、積極的な経済開放政策を展…

第51回東京大賞典

大井競馬場にて東京大賞典を観戦。 シーチャリオットを切ったまでは良かったが、GI2着男ヨコテンのシーキングザダイヤまで切ってしまったため、見事ハズレ…。

第50回有馬記念

今日は中山競馬場まで、有馬記念を見に行ってきました。いやー、すごい人でした。学生の頃は阪神や京都までGIのたびに未明から行ったものですが、今回はあの頃以来久々にこんなに混雑している競馬場を見た感じです。 帰りももの凄い混雑で、駅のホームに入…

『日本ダービー殺人事件』

皐月賞も含む12連勝を飾り、絶大な人気を誇る「タマキホープ」。日本ダービーを目前に控えたある日、そのタマキホープの馬主と騎手に「出走を取り消せ」という脅迫の手紙が送られてくる。それを無視した騎手は追い切りの日に毒殺され、替わりの騎手で臨んだ…

JBC

KBSのテレビ中継で見ていたら、ナイキアディライトがまさかの「お座り」枠入り拒否で、発走が大幅に遅延。 目隠しをしてようやくゲートイン、スタートを切ってアンカツが笠松時代を彷彿とさせる手綱しごきでユートピアに行き脚をつけ、さあ先頭に…と思ったそ…