2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「ニッポン無責任時代」

植木等演じる調子のいい男「平均(たいらひとし)」のムチャクチャな出世ストーリー。 私も月賦で背広をあつらえて、社長室のタバコをこっそりポケットに入れて、昼休みは屋上でバレーボールに興じ、宴会セッティングの手腕を認められて部長ポストに付いたり…

「第9地区」

南アフリカのヨハネスブルク上空に突如として現れたエイリアン。母船が動かなくなってしまい帰ることができなくなった彼らは、粗末な住居を並べた「第9地区」と呼ばれるエリアに閉じ込められる。 エイリアンに無理やり戸籍を与えて「お前は今日からクリスト…

「フェリーニのローマ」

監督自身の私的な記憶と撮影当時(1970年頃)の進行形の二つの時間軸でローマを切り取った、この人ならではの幻想世界。 田舎の人がローマに描くイメージとか、1940年代のローマの猥雑な街角風景が面白かった。 親戚一同も加わって路上に所狭しとテーブルを…

『1Q84 BOOK 3』

青豆が自殺を図るところで幕を閉じたかに思えた物語、だがその先があった…ということでBOOK 3へ。 1984年のパラレルワールドである「1Q84」の世界では月が二つ存在しているのだが、これはもともとは一つであるべき何かが分裂した世界であることを表している…

「おおかみこどもの雨と雪」

「母が好きになった人は、おおかみ男でした」 いきなりそういう設定で始まる物語だけに、どこまでが現実でどこからがメルヘンなのかあいまいなのだが、細かい描写や演出が凝っていて感心した。 おおかみ男(この人、作中ではハッキリとは名前が出てこない)…

渋谷:福田屋

映画の合間に、久しぶりに渋谷の蕎麦屋「福田屋」さんへ。 夏の名物「冷やし茄子」をアテにビールをゴクリ。口福。

「ダークナイト・ライジング」

ともに「影」の存在でありながら、光を志向するウェイン(バットマン)と影の中に住み続けるベイン。「Dark Knight」とは悪魔なのか必要悪なのか? 三部作を貫く重厚なテーマは、本作でクライマックスを迎えるのだが、地獄(ピット)に堕ちたウェインが割と…

長崎:四海楼

ちゃんぽん発祥の店と言われている「四海楼」へ行ってきた。現在では随分と近代的なビルになっていて、1階はお土産物屋さん、途中階が宴会用の個室、最上階が一面ガラス張りの少人数客用の大ホールになっている。 窓から海が見えるのだが、ちょうどそこでペ…

長崎:大浦天主堂

腹もくちくなったところで、大浦天主堂へ向かった。 途中の坂で見かけた「ボウリング日本の発祥」の碑。

長崎:長崎卓袱 浜勝

長崎市内へ。路面電車に乗って繁華街に出る。じりじりと照りつける夏日のなか、思案橋あたりをぶらぶらと。 眼鏡橋のすぐ近くにあるカステラの老舗、「岩永梅寿軒」さんでお土産のカステラを購入。一日に4,50本しか作られないと聞いていたので心配だったが…

長崎:ハウステンボス

朝早めの時間に、ちょこっとだけハウステンボスを覗いてきた。 建物も敷地も想像以上にスケールが大きくて、その割に(時間も時間だったので)ひと気も少なく、なんというか夢の国に迷い込んだような感じだった。

佐世保へ

久留米から転戦、「特急みどり」という地味な名前の電車に乗って、佐世保へ。ハウステンボスのロゴが列車に描かれていたが、自由席もメルヘンチックで割と豪華な内装だった。 しかし走っていくのはひたすら田舎。 水田風景が広がる車窓を眺めながら、佐賀と…

久留米:鮨処新八

ひょんなことから福岡と長崎を訪ねる旅へ。長崎県はこれが初めての訪問となる。でも幕末とかあまり興味がないので…無理矢理私の好きな鎌倉史的にいうと「ああ、文永・弘安の役で神風が吹いたあそこね」、的な。 まずは福岡に入り、久留米で一泊。駅前の広場…

「郵趣」

今日初めて耳にした単語、「郵趣(ゆうしゅ)」(はてなキーワードにもなっていた!)。 「郵便趣味」の略で、切手収集やハガキ、消印にはじまり、それらを集めるために各地の郵便局を回ったりする趣味のことを、業界では「郵趣」といい、愛好する人たちを「…

「イーオン・フラックス」

録画してたまった映画をひたすら消化している。 シャーリーズ・セロン主演の2005年のSFアクション映画。2003年に「モンスター」でアカデミー主演女優賞を獲ったあとで、こんな意味不明の作品に出るとは…。同じく、「チョコレート」でアカデミー賞主演女優賞…

「決断の3時10分」

2007年にラッセル・クロウとクリスチャン・ベール主演で「3時10分、決断のとき」としてリメイクされた西部劇の、オリジナル作品。もともとは、私の大好きなエルモア・レナードの短編小説が原作らしい。原題の「3:10 to Yuma」というのは、3時10分発ユマ行き…

「メダリオン」

時代は下って、こちらは2003年のジャッキー映画。「ラッシュアワー」の成功後、しばらくハリウッドでこういう作品(主にアメリカ人俳優と組むバディもの)を連発していた頃の、割とどうでもいい作品。 1000年に1度転生を繰り返す少年ジェイを巡り、香港警察…

「龍拳」

1973年、ジャッキー・チェン若かりし頃の作品。 ホオウァン(ジャッキー)の師匠は、ライバル道場の主・ジョンとに一方的に挑まれた対決の末敗れ、そのとき負った怪我がもとで死亡、道場は解散となる。師匠の未亡人や娘とともに流浪の身となったホオウァンは…

なつやすみ

今日から10日間ほど、妻子が鳥取の実家に行く。しばし独身生活を謳歌。

SHERLOCK

NHKのBSプレミアムで放送された、英国BBCのドラマ「シャーロック」セカンドシーズン第1話、のっけからラストまで息をつかせぬ面白さ。「ボヘミアの醜聞」の、アイリーンとシャーロックのロマンス部分をうまく活かしつつ、現代におけるスキャンダル描写もちゃ…

ホロヴィッツ事件

ちょうど今日一日、バッハのゴルトベルク変奏曲について考えていたところに、今夜のクローズアップ現代は音楽評論家の故・吉田秀和さんの話。日本でいち早くグールドのデビュー盤ゴルトベルク変奏曲を評価した人だったという。 シンクロニシティ! 「ホロヴ…

『バッハ「ゴルトベルク変奏曲」世界・音楽・メディア』

音楽批評家の小沼純一氏による、対話形式で書かれたバッハとその作品「ゴルトベルク変奏曲」についてのエッセイ。全部で30ある変奏全てについてあれこれ書かれていたのは面白かった。 ゴルトベルク変奏曲と言われてもすぐにピンと来ない方もいるだろうが、こ…

『ロシアのごはん』

引き続き「絵本・世界の食事」シリーズ。 ロシアのことわざ「朝はひとりで食べ、昼は友だちと分け合って食べ、夜は敵にあげなさい」…朝はしっかり、昼は楽しく、夜は食べ過ぎない、ということらしい。 ロシア餃子「ペリメニ」は、酢、溶かしバター、スメタナ…

花火

夜、花火大会を見に行った。

「ウォッチメン」

公開から随分時間が経ってしまったが、ようやく見た。前評判どおり、これでもかというくらい原作グラフィックノベルに忠実なカット割で、先に原作を読んでいた私にはすんなり入ってきたのだけれど、これをいきなり見た人はどう思ったのだろう? もともと原作…

『こちらマガーク探偵団』

小学校のとき夢中になってたのが懐かしくて図書館で借りたら、私より先に6歳の長男が読んでしまい、さらにシリーズを図書館で借りてきたので、いま続刊も含めて家に6冊置いてある状態。ズンチャチャ。 私が小学生の頃に読んでいたのは実はいったん絶版になっ…

『タイのごはん』

図書館で引き続き借りた「絵本・世界の食事」シリーズ。 タイの料理、下ごしらえは時間をかけるが、暑いので火を使う作業は手早く済ませる。食材や料理もすぐ悪くなるので、市場や家の庭から持ってきてすぐ料理、作り置きはしない、と。 そう言われてみれば…

日常点描

愛娘と一緒に洗車をする。きれいになった車で、ドライブがてら近所のケーキ屋さんまで。いろいろ買い込んで家に帰ったら、乱暴物の次男が興奮のあまり箱ごとひっくり返してしまい、モンブランの上にマンゴーパフェが乗っかるという惨事に。