「メダリオン」

時代は下って、こちらは2003年のジャッキー映画。「ラッシュアワー」の成功後、しばらくハリウッドでこういう作品（主にアメリカ人俳優と組むバディもの）を連発していた頃の、割とどうでもいい作品。

1000年に1度転生を繰り返す少年ジェイを巡り、香港警察のエディ（ジャッキー）が、インターポールにいる元恋人二コル（クレア・フォーラニ）やお間抜け刑事ワトソン（リー・エヴァンス）らと協力し、悪の組織と戦う…

オープニングや設定なんかは、エディ・マーフィーの「ゴールデン・チャイルド」を連想させるところもあるが、本作の特徴は聖なるメダル（メダリオン）の力で蘇生したジャッキーが、不死や人間離れしたパワーを手にいれて超人的活躍を見せるところ。
敵のボスも同じ力を身につけて、ジャッキーとの間で「グリーン・デスティニー」的なバトルシーンを繰り広げるのだが、肝心のところがコマ送りだったりしてイマイチ。

「あ、ほんとに刺しても血が出ない」とワトソンが何度もエディを刺す場面だけは心底笑った。