非対称性の産物

ヒッグス粒子についてのドキュメンタリー番組を見た。
完全なる対称性に基づいてこの宇宙ができているなら、そこに生命という「ゆらぎ」が存在する余地はない。つまり我々がいま存在していられるのは、宇宙に非対称性が存在するからであって、その非対称性を加えたのが、「ヒッグス粒子」であるという仮説。
宇宙のはじまりビッグバンから最初の一秒間に起きた出来事…そこにどのようにしてだかは分からないが、非対称性が生じた。そして現在我々の周りにあるものはすべて、この宇宙の始まりの瞬間の完全性(非完全性)の痕跡であるという…。
たまにはこういう遠大な話に想像を巡らせてみるのも、いい刺激になる。