茶会

兼ねてから準備を進めていた遠州流の茶会に、茶のお運び役でお手伝いをさせていただいた。
昨夜来の時折あられも降る荒天の中、大勢のお客様に来ていただいた。朝から夕方まで十席以上でお運びをやらせてもらったが、あれだけお稽古をしていたのに、自分で納得のいく所作ができたのは、正味一度くらいだった。なんとも情けない。唯一の収穫は、着物と袴の着付けを、なんとか自力でできるようになったことくらい。

今日掛けられた軸「嶺頭雲閑々」。屋外の天候はこの語とは対照的だったが、茶室の中だけでもこのように感じていただけたら…という亭主の気持ちを表すものであるし、また茶に携わる人間の心象はこのようありたいものだ、という意味もあったかと勝手に思った。



帰宅してからW抱っこでパチリ。