表千家のお稽古

会社が終わってから、隣の課の先輩がお茶の稽古へ行くのに一緒について行き、見学という形で参加させてもらった。先輩はお寺の息子さんなのだが、臆することなく亭主として檀家にお茶を振舞うことができるようになりたいと、先月からこの教室に通い始めていた。
その先生が教えているのは表千家のお茶で、私が入門している*1遠州流とは細部が全然違うのが新鮮だった。とくに袱紗さばきで「ポン」と音を立てるのが、慣れた方がやると大変小気味良く感じた。


21時過ぎまで稽古。
その後、稽古に茶室を貸していただいている某酒造会社の会長(素敵にお年を召した女性)にお呼ばれして、お勝手のほうで会長手ずから作られた素麺とお麩の煮付けの相伴にあずかった。
それからお茶を飲みながら先生や会長からいろいろなお話をうかがい、気が付けば23時を回っていた(!)。先輩によると「今日で4回目だけど毎回こんな感じなんだよ」とのこと。お稽古と同じくらいおしゃべりにお付き合いするのが、楽しいやら苦しいやら…。

*1:と言っても新潟に引っ越してきてからは稽古に通っていないので、籍だけ置いてある状態だが。