「MAY」/斉藤由貴

5月ということで「MAY」。作詞:谷山浩子、作曲:MAYUMI。

MAY そんなにふくれないでよ
笑った顔見せて いつもみたいにおどけて
MAY そんなにふくれないでよ
そのただ一言も 口に出せないの私 困らせてる
今も あなた沈んでても 慰めの言葉は100も思いつく けど
どれも言えない 噴水の虹を見てるふりで
「きれいね」とつぶやくだけ きっと内気だと思ってるね
だけど言えない あなたが魔法をかけた
こんな秘密の庭の中では どんな言葉もみんな嘘なの


MAY 内緒でそう呼んでるの
はじめて会ったのも まぶしい木漏れ日の中
MAY 声に出して呼びたいな
でもこれ夢だから 覚めると困るからだめ 教えないわ
まるで 華奢なガラスの鳥 2人でいるときも自分だけの夢を見て
ばかね私 あなたを喜ばせたい なのに
この夢から出られない 少しうつむいて微笑むだけ
だけど 好きよ 好きよ好きよ誰よりも 好きよ
世界が震えるほどに いつかこの鳥かごを壊して


いつも 私 あなたを喜ばせたい なのに
この夢から出られない 少しうつむいて微笑むだけ
だけど 好きよ 好きよ好きよ誰よりも 好きよ
世界が震えるほどに いつか大きな声で告げるわ

片思いの相手を「MAY」と呼ぶ…どういう感覚だかよくわかりませんが、ドラマを感じさせる歌詞です。
CD-BOX 1
2つ出ている斉藤由貴CDボックスの第一弾のほうに、作詞をした谷山浩子さん自身が書いた「小説MAY」*1というのがついていて、これを読めば何かわかるかもしれませんが。
6枚組み9,000円のCDボックスなんて買ったら、つれあいが怒ると思うのでやめておきます。


ちなみにこの歌は、斉藤由貴さん主演の映画「恋する女たち」の主題歌でした。
この「恋する女たち」は氷室冴子氏の同名小説を映画化したもので、私の住んでいた金沢が舞台になっているということで、小学生のときに、斉藤由貴が大好きだった友達(さっくん)らと一緒に見に行ったのをよく覚えています。香林坊とかが普通に映画のスクリーンに出てるのを見て、かなり新鮮に感じました。
しかも、当時「トップガン」と2本立てだったと記憶しています。田舎の映画館ならではの、無茶苦茶な興行ですな、いま考えると。

*1:初出は『月刊カドカワ』だったとか