径庭(けいてい)

上記の『問題な日本語』は、辞書の編集者が執筆している割には、全体的にやさしい日本語で書かれていて読みやすいのですが、一箇所だけ堅い言葉が使われていて、気になりました。それがこの「径庭」。
辞書で調べてみると、

「径」は小道、「庭」は広場の意味で、ふたつのものが大きくかけ離れていること。非常に大きな違い。へだたり。

などと説明されています。
実際に文章の中では、「和語とあまり径庭のない使われ方をされる」といった感じで使われてました。この場合は「大差ない」くらいの意味ですね。
でもこんなマニアックな言葉なんでここに限って使ってたんだろ? 国語業界では普通に使われる言葉なのかな? まあ文章の癖ですね、きっと。