「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち [DVD]
今さら…という感がありありだが、なんせ今回初めて見たので。
主人公のジャック・スパロウがなかなか船に乗らないので、海賊映画なのか何なのかよくわからなりかけた頃、物語の半分くらいが過ぎてようやく乗船。しかしここからは面白かった。特に海戦のシーン。地上でこれをやったら単なるカーチェイスになるのだろうが、船での追っかけっこや接近戦というのはあまり見ないので、新鮮に感じた。


ラストで海賊たちが生身の人間に戻った途端に弱くなるのを見て、「呪われててもいいから不死身のままでいたらよかったのに…」と思ったのだが、もう一度見返してみたら「呪われていると食べ物も食べられないし欲望が満たされない」ということを言っていた(ちゃんと見ろよ)。
欲求の充足か不老不死か…これは昔からよく問いかけられてきた二者択一だが、派手なアクションと豪華なキャストの裏には、案外重厚なテーマの隠された映画だったのかもしれない。多分違うと思うけど。