福泉

これも新潟を懐古する一環で、東京への移動途中に一泊した旅館に、今回も泊まることにした。阿賀野川沿いの麒麟山温泉「福泉」。一日中聞こえる川の音が心地よかったのと、お料理がとても充実してボリュームも多かったのと、おそらく大女将と思われる方の接客が非常に良かったのとで、記憶に残る宿だった。

玄関が新しくなっていた。

宿の方いわく、この前の新潟福島豪雨のときは露天風呂の手前まで増水したらしく、それ以来川の水が濁りっぱなしだそうだ。

露天風呂の湯の吹き出し口付近に身を沈め、近寄ってくる子どもらを熱い湯から守る。そういう大人になりたかったんだ、僕は。 ─「キャッチャー・イン・ザ・ホットスプリング」
今回の滞在も満足だった。