新発田:シンガポール食堂

新潟市の隣、新発田市新発田駅前にある「シンガポール食堂」を訪ねる。
何故こんなところまで来たかというと、知る人ぞ知る名物料理「オッチャホイ」を食べるためにわざわざ足を運んだのだ。



オッチャホイというのは、このシンガポール食堂の(先代の)ご主人が考案したシンガポール風焼きそばで、きしめん様の平べったい麺を、オイスターソースをたっぷりからめて野菜や卵と一緒に炒めたもの。事前に写真を見ててっきり米麺だと思っていたら、柔らかい小麦粉麺だった。
シンガポール出身のご主人が、戦後間もなく新発田に引き上げてきて店を構えた際に、幼い頃に屋台で食べた味を再現して作り上げたものだそうだ。つまり元々この食堂だけで食べられるメニューなのだが、いまや下越(新潟の北のほう)の住民の間ではB級グルメとして割と名が通っている。
ちなみに「皿オッチャホイ」と汁そばの「汁オッチャホイ」の2種類があり、それぞれに海老、肉などのトッピングが別料金で追加できる。
美味しかったんだけれども、残念ながらフライパン(中華鍋?)をきちんと拭いていなかったようで、焦げついてブチブチに切れた麺が出てきたのには辟易した。これだったら家で自分で作ったほうが美味しくできそう。

こちらは汁オッチャホイ。コシが全くない、パーキングエリアで食べるうどんのような感じ。


ちなみに「桃太郎電鉄」でおなじみさくまあきら氏も、オッチャホイを食べにきたことがあるようだ。「さくまあきら 仕事人裏日記」参照。2004年に書かれたさくま氏の日記にも書いてあるが、駅前の商店街はかなり広大で立派なのに7,8割方シャッターが閉じていて驚いた。