『超「超」整理法』

超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー
昨年の秋に『「超」整理法』を読んで、「さすがに今読むと情報が古い」と書いたことがあったが*1、なんだ2008年にちゃんと最新版…というか昨今のIT事情を踏まえた版が出ていたのか。
と言っても今回の目玉は「ストレージ(著者が言うには英語発音ストーリッジ)は全てウェブ上で、もっと言えばGmailの中で完結するのが良い」ということ。Gmailは大量の容量があってなおかつ時系列にズラッとメールのログが残るので、著者が提唱するところの「超」整理法、つまり時系列で全ての情報を保管する方式に絶妙に合致するというのだ。
著者は「他人宛の送信以外も自分宛に送信すればそのまま保管される」と書いているが、私も一時は同様にGmailの「ドラフト」をオンラインのファイル保管庫として活用していた。そうすれば会社のPCからも自宅のPCからも、出張先からでも同じ情報にアクセスできたのが便利だった。
ただし今となっては「dropbox」の方が圧倒的に便利なので、もっぱらこちらを使っている。更新履歴が残るという点ではGmailでシコシコとログを残していったほうが良いのだが、単にファイルを同期するだけならこれで充分だ。
このように、とくにウェブの世界のツールは日進月歩なので、そのノウハウを本という形で出版するのは、あまり馴染まないようにも感じた。