新潟:寿しそうめん 母(たた)

会社の先輩から、新潟市内の女池(めいけ)というところに「素麺の専門店」がある…と聞いた。素麺専門店といえば以前東京で揖保乃糸の直営店に行ったことがあるが*1、新潟で素麺の店なんて随分珍しいなあと、それを聞いて思っていた。
素麺は愛息の好物でもあるし、離乳食を始めた愛娘も素麺なら食べられるので、今日のお昼に家族で行ってみることにした。
「母」と書いて「たた」と読ませる*2その不思議なお店は、ネットではなかなか情報が得られず、104に掛けてみても住所や電話番号が判然としなかったので探すのに随分苦労したが、確かに実在していた。
携帯電話用のサイトを発見。

寿しそうめん 母
http://www.just.st/index.php?tn=index&in=7157897&pan=231



お店の定番、「かきあげそうめん」のセット。ご飯と女池菜(めいけな・ホウレンソウに似た少し粘り気のある新潟の地元野菜)のおひたしが付いて1,000円。素麺はカツオだしのだし汁(氷が入ってキンキンに冷えている)に浸った状態で出てくる。
つけ汁だと麺がのびてしまうかなとも思ったが、最後まで美味しく食べられた。濃すぎず薄すぎないだし汁が絶妙。この食べ方は、本格的に暑くなってきたら家でも試してみたい。

こちらは「今日から始めた」という新メニュー、「伊太利亜気分」(1,100円)。トマトソースを絡めた創作素麺。山盛りのレタスとたまご焼きが乗ったサラダ感覚の素麺。まあまあ美味しかったが、トマトの味が勝ちすぎている気もした。もう少しトマトの量を減らして、だし汁で溶くくらいがちょうどいいと思うのだが。

愛息にはサービスでおにぎりをもらった。こういうちょっとした心遣いがとても嬉しい。

*1:2005年8月5日の日記参照。ちなみに今でも覚えているが、このときの飲み会で、私は育児休暇を取ろうと決意をしたのだった。

*2:母と書いて「たた」と読むのは、公家言葉、もしくはそれが地方に根付いた鄙言葉から取っているのだと思う。母親は「おたたさま(おたあさま)」、父親は「おもうさま」。参考:Yahoo!辞書「おたあさま」語源由来辞典「お母さん」