「ワンダーランド駅で」

ワンダーランド駅で [DVD]ワンダーランド駅で
こちらもちょっと前にBSでやっていたもの。
私は原作のほうを先に読んで、後に公開された映画も見に行った*1のですが、どちらも大好きな作品です。
今回は、私が持っている「ワンダーランド駅で」のサントラは何度も聴いているものの、映画は初めて見るというつれあいと一緒に鑑賞。
公開から約10年ぶりに再見して思ったのは、監督と脚本のブラッド・アンダーソンさんはひょっとしてゲイなのかな? と思うくらい、割と女性の目線で細やかに作られているなあ、ということでした。その後「セッション9」や「マシニスト」なんかを監督した人とは、ちょっと思えません。
出会いそうでなかなか出会えない、運命のカップル…という、下手すれば物凄い駄作になってしまいそうなお話を、ボサノバの調べに乗せて繊細かつコミカル、上品に仕上げた佳作です。また10年たったら見返しましょう。

*1:そのときの感想はこちらに書いてあります。