2006年を振り返る
- 愛息誕生
2月27日に長男が生まれました。それからの10ヶ月は、日々成長するこの小さな生き物に、驚かされることしきり。
- 三島漬け
7月から「夏の読書」くらいの気持ちで始めた「三島漬け」。結局年内いっぱいかかりましたけど、これは私が一番好きな日本の作家、三島由紀夫の作品を、あらためてまとめ読みするという個人的な企画でした。今回読み返したなかでは、短編集『真夏の死』のなかの「翼」という小品が、一番心に残りました。戦争に生き残った(生き残ってしまった)ものの悲哀…というのは、三島由紀夫の生涯を貫く主題であったかと思います。
そのほかでは福島次郎さんの『三島由紀夫 剣と寒紅』が衝撃でした。
- 今年読んだ本
今年読んだ本から。
愛息が生まれる直前にむさぼり読んだ内田春菊さんの『私たちは繁殖している』シリーズ。イエロー、ピンク、ブルー、レッドと全4巻を読んだのですが、今の私の育児スタンスってこの本が随分参考になってますね〜。…あとこのブログ、「内田春菊+貴山侑哉」という検索で尋ねてこられる方が本当に多いのです。
浅草キッドさんの『お笑い男の星座』芸能死闘編と私情最強編の2冊は、電車で読んでいて笑いをこらえるのに必死になったものでした。
二谷友里恵の『愛される理由』、これは本当にバカな本だったな〜。やっきになってツッコミ入れる箇所をカウントしたものでした。
小西甚一氏の『俳句の世界 発生から現代まで』の読了後は、いろいろと俳句に対する蒙が啓けた感じです。
- 映画
子供が生まれてからは、ほとんど映画館に映画を見に行けなくなりました。その分DVDやテレビで見ることが増えたかな。つれあいの好きなジョージ・A・ロメロのゾンビ映画を見たり、愛息を寝かしつけながらBSで流れる映画を見たりしましたが、今年見た映画のなかでコレといって印象に残るものはありませんでした。
ロバート・アルトマン監督の訃報に驚かされたのは、つい先月のことです。
- そのほか、心に残るマイ・エントリ
- 「今さら知った!(デニッシュ)」(2月8日)
- 「鳥取の『鳥』はハクチョウのことだった!」(2月12日)
- 「Sex and the City」(3月12日)
- 「Nozomi Express」(3月24日)
- 「氏神」(3月28日)
- 「逆・カフカ的変身」(4月5日)
- 「笑点40周年だよ! 円楽卒業スペシャル!」(5月14日)
- 「喫茶」(7月9日)
- 「パロ・スペシャル」(7月11日)
- 「あの人に会いたい〜藤子・F・不二雄」(7月23日)
- 「ただ野球で勝っただけ。」(8月22日)
- 「葬儀」(8月26日)
- 「山岡士郎は三島由紀夫が嫌いだった(太宰も)。」(9月23日)
- 「スプリンターズSと凱旋門賞」(10月1日)
- 「捕鯨」(10月29日)
- 「働くことと働かないことと」(12月10日)
- 「マックちゃん」(12月15日)
- 「三国志・完結」(12月21日)