「フォーガットン」

次いでジュリアン・ムーア主演のこの映画。ジュリアン・ムーアも、けっこう昔から好きな女優さんの一人。やはり正統派美人ではないが、気になる女優さん。脱ぎっぷりもいいという意味で、クリスチャン・ベールと同じく「肉体派」と言えるかも。私と誕生日も同じだ(関係ないが)。


事故で死んだはずの幼い息子が、なぜかある日を境に「いなかった」ことになってしまう。「嘘よ、おぼえてるでしょ?!」と半狂乱になるジュリアンママだが、周りの人は「息子なんていなかった」と狂人扱い。
で、「これは陰謀だ!」と気付くジュリアンさん(笑)、とにかく「陰謀」が明らかになってくるにつれて、どんどん荒唐無稽になっていく。出てくる人出てくる人、ブワーッと画面の外に飛ばされてしまうところ(何故飛ぶのかは映画を見てください)なんかは、逆に笑えた。。掃除機に吸い込まれるゴキブリのイメージ…?
で、結局何も解決しないままに終わってしまうので、もしかしたら本当にジュリアン母さんが狂ってただけ、という解釈も可能な、なんとも煮え切らないミステリー作品となってしまった。
ゲイリー・シニーズは久々に見たが、険しい表情がいい。「ER」のグリーン先生がジュリアンの夫役で出ていたが、髪の毛の後退具合しか印象に残っていない。