去りゆく年、去りゆくゼロ年代

2009年は本当に多くの偉人が亡くなった年だった。中でも個人的にインパクトが大きかったのはマイケル・ジャクソン。これから先の私の生涯でこれ以上の衝撃を受ける有名人の訃報は、ジャッキー・チェンぐらいだと思う。


一方で今年は2000年代最初のディケイド、ゼロ年代の最後の年でもあった。
音楽に例えて言うならば、私の中で80年代は「radio edit」、90年代は「remix」、そしてゼロ年代「cover」のピリオドのように思える。
80年代は、何でもかんでも身近なサイズに合わせてお手軽に楽しむことが好まれた。
90年代は、既にあるものを混ぜ合わせたりいじくったりしてそれぞれのヴァージョンを個々に楽しむことがメインストリームとなった。
いずれにせよ、まだしもオリジナリティを持ち合わせていたように思う過去20年間に対し、ゼロ年代のカルチャーは文字通りカバーやリメイクばかりのような気がしている。発掘してくること自体にオリジナリティを見出していた、というか。でもそれって出オチのような気もするが。


さてさて、明日から始まる10年代は、果たしてどんな時代となるのやら。
Anyway, every one let's have a nice decade.