蕎麦の里・山都(やまと)

家族とともに磐越道沿いのエクスカーション。今日はこの旅の目的地である山都町(やまとまち)を訪ねた。
蕎麦の作付面積の都道府県別統計を見ると、北海道の約10,000haというのは別格としても、福島県が約3,500ha、新潟、青森が約3,000ha、山形、長野が約2,500ha、以下鹿児島、高知、茨城、栃木、福井、秋田…と、関東甲信越以北の地方がずらりと並ぶ。つまり東日本の山間部では「蕎麦の産地」と呼ばれるところが珍しくはないのだ。
しかしある人から「福島と新潟の県境付近に“蕎麦の里”と呼ばれる町があり、そこに行くと蕎麦屋が軒を連ねている」と聞き、これまで福島に関してはそんなイメージを持ったことがなかった私は俄然興味を覚え、新蕎麦の季節を待って訪問することにした。
その“蕎麦の里”こそが、福島県喜多方市山都町なのである。


磐越道の会津坂下(あいづばんげ)ICを下り、「山都」の標識に従って県道を走っていくと、ある地点から突然そば畑が広がるようになる。
 
実が黒々となったそば畑。収穫を待つばかり。