秋季大茶会

今日と明日、今年で第60回目を数える鳥取市の秋季大茶会が開かれている。これは鳥取茶道連合会に加盟している各流派が、市街のあちこちで茶席を持つ催し。
今日は私が習っている遠州流をはじめ、小堀遠州流、裏千家表千家、石州流、志野流、それに煎茶の風韵社流の全部で7つのお茶席を、先生の先導で他の生徒さん数人と一緒に一日かけて回った。
それぞれの流派ごとに袱紗さばきや道具立ての趣向に特徴があり、興味深かった。とくに志野流の点法は、茶碗を傾けて茶を点てるところや茶杓の扱いなどが流麗で、興味をひかれた。あとで聞いたところによるとこの志野流というのは、江戸時代の鳥取藩主池田家に好まれたために、鳥取で独自の発展をしてきた流派なのだという*1
しかし一日に7杯も薄茶(と煎茶)を飲んでお茶菓子を食べて、さすがに最後はお腹の調子がおかしくなってしまった。