第6巻

のび太の将来のお嫁さんがしずちゃんになったとわかる「のび太のおよめさん」と、22世紀にドラえもんが帰ってしまう「さようなら、ドラえもん」の2大重要作品収録。
「さようなら…」は諸々の都合で藤子不二雄(当時)が本当に連載を打ち切るつもりで描いたのですが、自身の思い入れから、後に「帰ってきたドラえもん」で復活することになったそうです。
なおドラえもんの最終回については、こちらのページに詳しいです。
http://www17.big.or.jp/~yonenet/fujiko2/saisyu/dorakai.html
(藤子不二雄atRANDOM「ドラえもん最終回解説」)

第6巻で出てきた道具

  • 24時間眠くならない薬
  • ムユウボウ
  • 流行性ネコシャクシビールス
  • 室内旅行機
  • ほんもの図鑑
  • こいのぼりそうじゅうき
  • ダイリガム
  • どこでもたいほう
  • エースキャップ
  • せん水かん
  • 台風のたまご
  • ジキルハイド

ベスト・ファッション賞 ネコシャクシビールスの被害者たち

なんでも流行らせることのできる「流行性ネコシャクシビールス」を使って、悪乗りしたのび太ドラえもんが、「古着ルック」なるボロ着スタイルと、「シャム猫カラー」なるメイキャップを流行らせます。
でもこれって…意外と現代ふうなんだけど(笑)。
(「流行性ネコシャクシビールス」より)


紙一重賞 てっちゃん

第5巻の「あばら谷くん」に続き、「たばこやのてっちゃん」。母子家庭だそうですが、お母さんの内職姿に涙…。
そういやこのお母さんが目の横に貼ってる、白い絆創膏みたいなやつ、このごろ見かけませんねえ…。
(「こいのぼり」より)


ラブ・ロマンス賞 ノンちゃんとのび太

のび太が幼いころ、隣の家にお母さんと二人で住んでいた、栗色の髪をした外人みたいな女の子、「ノンちゃん」。アメリカのおじいさんの家に引っ越していってしまいます(「赤い靴履いてた女の子」の歌、そのままですね)。
ささいなことでけんか別れしていたのを気に病んでいたのび太は、タイム・マシンで仲直りしに過去へ…。
(「赤いくつの女の子」より)


男前賞 のび太

ジャイアンに何度殴られても食らいつくのび太
(「さようなら、ドラえもん」より)


第6巻の気になるアイツ

この右端の男の子の名前、判明しました。「ズル木」でした!
ちなみにこれ、なにをしているところかと言うと、「ネッシーはいるかいないか?」を、肯定派ののび太と、否定派のズル木で徹底討論しているのです。TVタックルの年末特番みたいな感じですかね。

ズル木くん、論理的でいいですねー(笑)。
このあと抗弁できなくなったのび太は、ドラミちゃんの助けを借りて、ネス湖から本物のネッシーを連れてくるという荒技に出るのですが(笑)。
(「ネッシーがくる」より)


ベスト余韻賞
  
「台風のたまご」(なんだよソレ)から孵った「フー子」。初めてのペットで溺愛するのび太でしたが、だんだん大きくなってきて近所迷惑に。そんなとき、日本に超大型の台風が接近! すると突然フー子が飛び出していって、自分もろとも大型台風を消してしまいます…。
そしてラストの一コマ。この余韻…。
(「台風のフー子」より)


  
そして…この余韻。まさに名人芸。。
(「さようなら、ドラえもん」より)


…ということで、逐一紹介はこの巻でいったんやめにしておきます。画像ベタベタ貼ってあまりにも露骨にアレなので(笑)。第7巻以降についても読み返し中なので、オモロいトピックがあったら紹介していきます。