第5巻
のび太の宿題を手伝うことになったドラえもんが、数時間後の自分をタイムマシンで連れてきて無理やり手伝わせる「ドラえもんだらけ」という、シュールで難解な作品を収録。
初期のころは、「タイムマシン」やそれにまつわるパラドックスに着想した作品が多いが、やや結構が固まりきっていない印象。
なお巻末に必ず1作品入っている「感動モノ」、本巻では、終戦間際に薬殺されかけた動物園の象にまつわる「ぞうとおじさん」を収録。ここで出てくる「のび郎おじさん」は、以後何度か冒険好きのおじさんとして登場するが、どう見ても第4巻で月賦の良さを説いていたおじさんとは、別人。
第5巻で出てきた道具
- クイック/スロー
- 重力ペンキ
- 地球セット(ガス/ちりA/ちりB/太陽ランプ/宇宙台紙/かんさつ鏡/宇宙どけい)
- フエルミラー
- わすれとんかち
- ばっ金箱
- 四次元三りん車
- ここほれワイヤー
- 地底探検車
- ひらりマント
- 写すとバッジになるカメラ
- シネラマン
- つづきスプレー
- うつつまくら
- ブラックベルト
- おしかけ電話
- スモールライト
- ゆうびんロケット
Who is this ? のび助
このパパ、ちょっとシワがリアルで気持ち悪い…。
(「地底の国探検」より)
紙一重賞
頭の奥底にある過去の記憶を、ハンマーで叩いて呼び起こす、「わすれとんかち」。ただし、叩きすぎると余計に頭が混乱するという欠点も(笑)。
(「わすれとんかち」より)
今年のクリスマスパーティーの会場に選ばれた「あばら谷一郎」くんの家。もう見るからにあばら家なんですが、6人兄弟の母子家庭でみんなで造花作りの内職をし、あまりの狭さに一人が帰宅すると別の一人が外に遊びに行くか、ハンモックを吊って寝なければならない始末。
これ読んでて、子供心に思うところがありましたね…。
(「重力ペンキ」より)
第5巻の気になるアイツ
前列左から3番目のこの彼、また出てきてます。
どうも彼は、ドラミちゃんとセットになって出てきてるようですね。
ちなみにジャイアンがやっているのはダウジング。
(「地底の国探検」より)