『私たちは繁殖している ピンク』

私たちは繁殖しているピンク (角川文庫)
このシリーズ、とりあえず文庫版で出ているもの(イエロー、ピンク、ブルー、レッドの4冊)を揃えて読むことにしました。


前巻(イエロー)で妊娠・出産された長男くんが、この巻では徐々に動き、立ち、言葉を覚えていきます。
コレ見ると、「きかんしゃトーマス」って子供に絶大な人気を得ているんだな〜って思いますね。私の親戚の子も小さいときは大好きでしたし。しかも何故かトーマスじゃなくてマニアックなキャラを好きになるとこも、一緒でしたね*1
こうして鉄オタが育成されていくのでしょうか(笑)。


さて本巻には、そうした長男くんの可愛らしい成長日記とともに、内田春菊さんが体験した(と思われる)流産の体験もつづられています。
すぐに2人目が欲しくなった内田さん(らしき「ジジ」というキャラ)は、妊娠の兆候に大喜び。しかし結局子宮外妊娠で流産してしまうのです。
流産って割と多くの方が経験されておられるようで、私のつれあいも「安定期に入るまではわかりませんから」みたいなことを病院で言われたとか。ただ知識としては持っていても、実際の体験談をこうして読むと、結構つらいものがありますね。
内田さんらしく、割とあっけらかんと描かれてはいるのですが、あとがきでは本音も出てて…。

*1:うちの親戚の子は「ヘンリー」が好きだったみたい。なんか緑色が好きだったようです。