修験者と四月バカ

日中、つれあいから電話。愛娘が何かにとりつかれたように絵を描きだしたので、ためしに私の顔を撮って画像を送って欲しいと。職場から自画撮り画像を送ると、しばらくしてこんな私の“似顔絵”が送り返されてきた…。

…頭巾(ときん)をつけた修験者のように見える。この角みたいなものと先端の輪っかは何なのだろうか?


夜になって再び子どもたちから電話がかかってきた。
「パパ聞いて、あのね、○○(次男)がおじいちゃんの家のテレビをたたいてこわしちゃったんだ。だからね、おじいちゃんが悲しんでいるの。小さいのでいいから新しいテレビを買ってあげて」と訴える長男。そのあと替わった長女も同じようなことを言っている。
たしかに、1歳の次男は普段からテレビをバンバン叩く悪い癖があるので(うちのテレビの液晶はおかげで傷だらけ)、帰省中のつれあいの実家で本当にそんなことをやらかしてしまったのか…と思っていたら、電話を替わったつれあいが一言、「今日は何月何日ですか?」と。……。
子どもたちはうまく騙せたと大喜びだった。


ちなみに長男と長女は、エイプリルフールの存在をドラえもんの「帰ってきたドラえもん」のエピソード*1てんとう虫コミックス第7巻)で知ったために、古風にも「四月バカ」と言う。

*1:コミックス第6巻「さようならドラえもん」で22世紀へ帰ってしまったドラえもん。傷心のなかジャイアンスネ夫四月バカでさんざんコケにされたのび太が、言ったことが何でも嘘になるという薬「ウソ800(エイトオーオー)」を飲んで復讐、そのあと「ドラえもんは帰ってこないんだから」とつぶやいたことにより、それが「嘘」となってドラえもんが戻ってくる…という話。いったん連載を打ち切ったものの、反響の多さに無理やり連載を再開させたものらしい。涙の再会を果たしたのび太ドラえもんの2人が抱き合いながら「うれしくない。これからまた、ずうっとドラえもんといっしょに暮らさない。」と叫ぶ最後のコマは幼心に焼きついたものだった。