2007-09-11から1日間の記事一覧

ベトナムからの客人

義父母の家に夕食に招かれた。いま義父母の家にはベトナム人のお客さんが来ていて、今日はその方を囲んで餃子パーティー。 その方との会話(英語と日本語ごちゃまぜ)の中で、「グウェン」というベトナム人に多い姓の話になって、これはホーチミンよりハノイ…

再度、『<お茶>はなぜ女のものになったか 茶道から見る戦後の家族』

…というわけで本書に戻ってきた。 筆者は現代の「お茶」の構造を、大まかに次の4つに分析する。 点前(てまえ)の訓練という身体的鍛錬 茶会や茶事における他人の目を気にしたパフォーマンス 利休以来の権威に裏打ちされた流派と免許(家元)制度 「季節感」…

私が「茶」に興味を持った理由

毎日欠かさずやっていることだからか、私は「食うこと」について非常に興味があって、いろいろと食に関する本を集めている。以前も「食に関する本」を集中的に読んだことがあったが*1、そのときに読んだのはほんの一部で、この類の本だけで本棚の一段が埋ま…

『<お茶>はなぜ女のものになったか 茶道から見る戦後の家族』

…そう問いかけられてみれば、確かに不思議に思えてくる。 『へうげもの』を読むまでもなく、「お茶(茶道、茶の湯)」はもともと禅宗の僧が日本に紹介し、畿内の商人たちが趣味の域に持ち込み、その一人であった千利休が集大成し、戦国武将から江戸時代の大…