「エクスペンダブルズ」

エクスペンダブルズ [DVD]
いまさらながら「エクスペンダブルズ」見た。これはアガるわ。
スタローンとシュワルツェネッガーの掛け合いというかじゃれ合い。

シ「さっさと殺しとけばよかった」
ス「見ない間に締まったようだな」
シ「そっちは随分貫禄がついた」
ス「何が狙いだ」
シ「大統領の椅子」

…この緊迫感の全く無い、よく言えばこなれた感じのテンポ。
スタローンが「コブラ」と同じ車に乗っていたり、いろいろと往年のファンへの目配せも豊富にある一方で、もういい年のオッサンたちがいろいろと体を張っているところも微笑ましい。往年のキレはないものの、相当頑張ってビルドアップしたであろう肉体と演出の妙で、無様なカメラ映りはうまく避けられている。
そしてアクションこそ皆無だったものの、「エクスペンダブルズ(使い捨て)」の悲哀を一番深く演じて見せたのは、仲間たちのたむろするバー「ツールズ」のマスター役のミッキー・ロークだったかもしれない。戦場で魂を失ってしまったと独白する場面は、ある種の真実味を帯びていた。
エンディングの「ツールズ」でのナイフ投げ場面、ドルフ・ラングレンも仲間に入ってきてジェット・リーとけなし合いをするところは、実はこの映画の最もアガる場面だったkもしれない。これこそハリウッド!


敵役のガルザス将軍、私が好きなFOXドラマ「デクスター」のバティスタ巡査部長役の人だったな。大作映画に進出できて何よりでした。