2012-06-09 きンね 東京新聞今日の朝刊の伝統芸能欄、「かぶきガイド幕の内外」で歌舞伎の「狐詞(きつねことば)」について書かれていた。台詞の冒頭を甲高く引き伸ばし、息継ぎの間も変化させて獣らしさを出す独特の表現とのこと。古典芸能の世界では割とポピュラーに使われるものらしい(それだけ狐が登場する話が多いということか)。 それで思い出したが、以前狂言「佐渡狐」を見た時*1、演者たちが狐を「きンね」と発音するのが気になったが、あれも狐詞だそうだ。 *1:2010年10月1日の日記参照。