爵位と芋判

英国に住んでいたことのある方と、彼の国の貴族についていろいろと話した。爵位があるというだけで生活していけるのかと尋ねたら、「それは分からないが、イギリスでは年がら年中誰かしらがチャリティや資金集めのパーティーをしているので、そこに出席するという存在意義はある」らしい。
あと爵位はお金で買えるし、登記さえ許可されれば自分で勝手に名乗ってもいいという。それじゃあ意味が無いように思うのだが…。


この話を聞いて思い出したのは、私がかつて京都で目撃した「天無天皇(架空)」を名乗る青年。
向日町御所(架空)に住んでいる天皇家の末孫(架空)であると名乗り、証拠代わりにパスポートのIDのページに芋判で「天無天皇」と押印しているのを見せていたのだが(あれって有印公文書偽造罪とかになるのではないだろうか)、「ハイハイ分かりました」とか言われて適当に追い払われていた。