またたびの夜

大きな仕事に一区切りがついたのを祝し、西区の某店にスタッフ有志で集まって打ち上げをやった。
みんな一様に疲れていたとは思うが、開放感からついついビール、日本酒、焼酎、ワインとひとしきり痛飲。


そのお店のマスターは一流ホテルでコックを歴任した腕に覚えのある料理人で、いろいろと凝った料理を出していただいたのだが、初めて食べたのが「またたびのオリーブオイル漬け」。
軽く塩漬けしたまたたびの実を、オリーブオイルと唐辛子で漬け込んだだけのものではあるけれど、またたびの実自体を初めて口に入れた。ピリリと刺激あるなかに何ともいえない濃い風味が広がって、これは完全に酒のアテだと思った。同席した某氏によれば、田舎の人は山からまたたびを枝ごと採ってきて酒のつまみに食べたりするらしい。


一つの大きな仕事は終わった。さあ、また次の新たなる旅に出ようではないか(てきとー)。