料理教室

つれあいの母が申し込んでくれた、某スーパーの主催する料理教室に参加してきた。
料理教室…と言っても、我々参加者は講師の方が調理するのを見ているだけ。そして出来上がった料理を試食させてもらうという、なんともお気楽なもの。ちなみに今日のお料理は、ポルペッティーネ*1と、トマトの冷製パスタ。
鳥取市内では割と有名なフランス料理店で総料理長を務めている講師の方が、さすがの手際よさで調理をしながら、軽妙とは言えないが温かみのある説明をしてくれた。
しかし心に残ったのは、彼がスパゲッティーのことを「スパゲッチー」と発音することとか、オリーブオイルでギトギトになったフライパンに洗剤「ジョイ」をぶっ掛けて「こうすれば排水溝が詰まりません」と言いながらシンクに流していたこととか、「料理は作るのは簡単。食べるのはもっと簡単。片付けるのがめんどくさい」とボヤいていたこととか、何故か料理以外のことばかりだった。


お料理自体はとても美味しくて、とくに冷製パスタで使用したトマトのマリネが最高に美味しかった。トマト自体は甘いものでも酸っぱいものでもよく、塩加減で味はどうにでもなるとおっしゃっていた。
トマトの他に、ミカンやブドウ、パイナップル、グレープフルーツなどなど、酸味のある果物をマリネしてサラダ仕立てにしても美味しいということだったが、「20世紀梨だけはどうやってもパスタに合わなかった」と言われていた。梨特有のザラザラした舌触りが、パスタと合わないのだそうだ。なるほど。

*1:ミートボールにトマトソースをたっぷりかけてオーブンで焼いたイタリア料理