越後妻有アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」・その2

2日目。今日は愛息のたっての希望で、彼いわく「おめめの大会」ことアンティエ・グメルスの「内なる旅」の展示を中心に。




会場(といってもやはり山の中。山の上まで車で行きそこからさらに徒歩で登ったその先である)に着いて、入り口の脇で農作業をしているおじさんがいたので尋ねてみると、まだ展示してあるとのことで一安心。入り口から5分ほど階段を登り、作品に辿り着く。
息子と娘がきゃっきゃと走り回っていたら、先ほどのおじさんが「写真を撮ってあげようと思って」とわざわざ来てくれる。なんとこの方、アーティストの作品制作をほぼ毎日手伝われたとのことで、色々な裏話を教えてくださった。当初作品の一部としてペイントしたクルミを置いていたところ日々数が少なくなっていくので不審に思っていたら、この森に棲むリスたちが持っていって隠していた…といったことなど。


このほかに「絵本と木の実の美術館」という廃校を利用した作品も見たかったのだけれど、現地へ行ってみたら現在閉鎖中で、10月3日から再展示があるということだった。全体として屋外展示物は会期中のままとなっているものが多いようだが、屋内展示物はほとんど(一旦あるいは永遠に)見られなくなってしまっているようだ。
ちなみに上の「内なる旅」も、10月には撤去される予定らしい。