「ハワイの若大将」

ハワイの若大将 [DVD]

麻布の老舗すき焼き屋「田能久」の一人息子・田沼雄一(加山雄三)は、友人の青大将(田中邦衛)にテストの答案を見せたことで、青大将ともども大学を2ヶ月間停学処分となってしまう。
停学中にハワイへ留学しながら勉強もせず遊び歩いている青大将を連れ戻すべく、若大将もハワイへ。そこで日系2世のジェーン、ハワイ支店へ研修に来ていた化粧品会社のOL澄子(星由里子)らを巻き込んで、恋の鞘当てが始まる…

毎度毎度の能天気&ご都合主義映画だが、罪が無くてこれはこれでいい。世の中に悪人などいないかのような気になれる。「赤まむし」なる悪人キャラは出てくるものの、例によって若大将によって成敗されてしまう。
で、最後は若大将が澄子のハートとヨットレースの優勝カップを手にして大団円。


舞台が「東京オリンピック前年」というだけあって、雄一のお祖母ちゃんものっけから「外国人のお客さんが来たときのために」と、英会話の練習をしているのが面白かった。
また、当時のハワイの情景がなかなか興味深かった。まだあまり人もいなく高層ビルも少なくて、田舎のリゾート地という感じ。
あと、田能久でお客さんに出す特上の牛肉と馬肉をすりかえる場面があったが、食の偽装問題について改めて考えさせられた(てきと〜)。というか、すぐに気付くだろ普通。