結婚記念日にパーティーを

ドライブをしながらつれあいと話していたこと(どういう文脈でこんな話になったのかは失念)。
「結婚式」の披露宴を行う人は多いが、「結婚記念日」の披露宴(パーティー)をやる人はあまり聞かない。せいぜい金婚式や銀婚式を身内でするくらいか。
でも、もっと気軽に5年おきとか10年おきの節目に知人を呼んで、2人の(そして家族の)これまでを振り返るパーティー…というのを結婚式のようにパッケージで用意すれば、結婚式場の新たなビジネスになるのではないだろうか? これから少子高齢化社会を迎えるにあたり、そういうパーティーの需要も開拓していかなければ、結婚式場は先細りだろうし(余計なお世話だろうけど)。
ネックはパーティーの習慣の無い日本人の国民性だろうが、やり方によっては大人が正装して集まる良い口実になって、それなりにウケると思うのだが、どうだろう。


私自身は結婚10年目を良好な関係で迎えられたら、友人たちを集めてパーティーを開いてもいいと思う。スライドで結婚からこれまでを振り返ったり。招待された側にとっては他人の幸せなんてどうでもいいことかもしれないので、スライドには時折「離婚の危機」とか「不意の大病」なんかの不幸ネタを適度に織り交ぜつつ。その時までお茶を続けていたら、茶会形式にしてもいいかも。
結婚10年目というと、子供がいるカップルは進学などでお金がかかる時期だし、子供がいなくてもそろそろマイホーム購入を考えたりして、いずれにせよ結婚式ほど予算は掛けられないと思うので、実際には会費制にして食事メインのパーティーになるのだろうか。


…というようなことを頭の中でいろいろ考えて「これは新ビジネスや!」とひとり興奮していたら、もう既にこんなのがあった…(そりゃあるわな)。

バラ色の結婚記念日 ブライダルデー
http://bridal-day.jp/

あ、これは「2人でドレスアップして食事を」という話か。だったら別にどこの店でもいいじゃん。


ま、別に自分でこういうビジネスをやる気はないし、やりたい人が好きなようにやればいいのだが、一応どうやったら広まるかを考えてみた。
やはりカギは「そんなパーティーやってどないすんねん」という一般大衆を、どうやって焚きつけていくかだろう。金を払って他人のノロケなんて聞きたくないというのが普通だろうし、結婚している2人を見せびらかすだけの式になる気もするが、それを言えばそもそも結婚式自体が大ノロケなわけだし、節目に知人を集めることで、改めて2人の関係を見つめなおすこともできるだろうから、丸っきりバカみたいなことにはならないと思う。ようはやりようで。
結婚式の披露宴だって明治まではやってなかったというし、こういうことを有名人がやり始めてメディアが取り上げたら、とたんにブームになる気もする。昭和天皇の結婚式とか、一昔前の芸能人披露宴のテレビ中継がきっかけで、一気に庶民に披露宴が広まったように。