「サヨナラCOLOR」

サヨナラCOLOR スペシャル・エディション [DVD]
SUPER BUTTER DOGの同タイトル曲にインスパイアされ、竹中直人が長年思い焦がれていたという原田知世をヒロインに迎えて監督・主演をした映画。

田舎町で医者を勤める佐々木(竹中)の患者として、かつての同級生でクラスのマドンナだった未知子(原田)が入院してくる。彼女の病名は子宮がんで、手術をしても回復するかどうかはわからない。高校生時代の片思いの相手を何とか助けようと努力する佐々木を見ているうちに、最初は高校生当時の彼の姿を全く思い出せなかった未知子も、おぼろげに「ササ菌」と呼ばれてうとまれていた彼のことを思い出す。
しかし未知子の手術を目前にして、佐々木自身の体もガンに侵されていたことがわかる…。

しかし竹中氏自身の思い入れはわかかるけど、竹中直人原田知世で「元同級生」という設定は…かなり無理があったのではないだろうか。
2人で出席した同窓会の垂れ幕には「昭和五十三年卒業生」と書いてあったが、卒業から30年前後経っているとして…もう50歳近くの役? 同窓生役で忌野清志郎が出てたけど、そういう年齢層の同窓会で、明らかに原田知世は(若過ぎて)浮いていた。


なんだかよくわからないがアーティストがよく出てくる映画だった。エンディングロールにはこんな感じで出ていた。

永積タカシ ビッケ 原田郁子
北川悠仁 田島貴男 斉藤和義
浜崎貴司 三宅伸治 大森はじめ
ケラリーノ・サンドロビッチ 高野寛 Leyona
ANI BOSE SHINCO
afra 谷中敦

病院の入院患者役とか、通りすがりのスタッフとか、そういうチョイ役で出ていたようなので、ボーっと見ている間には半分も気が付かなかった。スチャの3人とafraは、オープニングからヒューマンビートボックスとラップ(アルバム「THE 9TH SENSE」の「(TOT)」という曲)をかましていたのですぐわかった。
スチャが砂浜でラップしてたり、主人公の2人が波打ち際で立ち(&座り)ションしたり、UFOが飛んできたり、とにかく海辺の場面が多い映画だった。全部一日でロケしたのかもしれないけど。