七人の侍のリメイク?!

 ハーベイ&ボブ・ワインスタイン兄弟が、02年に映画化権を獲得していた黒澤明監督「七人の侍」(54)のリメイク企画が遂に始動。中国メディアによると、オリジナルで三船敏郎が演じた“菊千代”の役を、「SAYURI」のチャン・ツィイーが演じるという。
 同作は、ワインスタイン・カンパニーがアジア映画製作のために集めたファンド、2億8500万ドル(約323億円)の資金から作られるもので、現在中国で撮影中の、ジャッキー・チェンジェット・リー初共演のアクション「The Forbidden Kingdom」(08年全米公開)がそのファンドの第1作となる。
(中略)
 西部劇になった「荒野の七人」(60)とは違い、今回の「七人の侍」リメイク版で、チャン・ツィイーは男装した女剣士を演じる。「グリーン・デスティニー」「HERO」「LOVERS」といった中国の武侠映画でも剣戟(チャンバラ)アクションを披露してきた彼女だけに、殺陣に関してはまずまず期待できそうだ。香港の俳優ドニー・イェンジョージ・クルーニーらの名が挙がっている残り6人の侍が誰になるのか、監督が誰になるのか、今後の展開から目が離せない。
「七人の侍」リメイク始動!チャン・ツィイーが三船敏郎の役に挑戦? : 映画ニュース - 映画.com

ワインスタイン兄弟というのは、もともとインディペンデント系の映画会社だったミラマックス社を設立した人物で、数々の佳作を製作した後に同社をディズニーへ売却し大金持ちになったハリウッドの生ける伝説。
その兄弟が、いつの間にやらアジア映画を製作する「エイジアン・フィルム・ファンド」というのを立ち上げていたそうで、上記の記事にもあるように、すでにその第一弾としてジャッキー・チェンジェット・リーの夢の初共演作品(見たい!)の製作に入っているという。
うーん、これは凄いな…。アジア映画に目をつけたワインスタイン兄弟も凄いけど、企画のラインナップが本当にすごい。
この「七人の侍」のリメイクも、まあ今の段階では話半分としても、チャン・ツィイードニー・イェンジョージ・クルーニー…って、舞台や時代設定が意味不明だけど、なんか凄い夢のある大風呂敷じゃないですか! 監督は三池崇史ジョン・ウーを希望。