The Spurs Dynasty

NBAプレイオフのファイナル4戦目、サンアントニオクリーブランドをスウィープ(4連勝)し、今シーズンの優勝を決めた。
スパーズは過去9年で4回目の優勝。その強さは「Spurs Dynasty(スパーズ王朝)」と表現される。かつてのデビッド・ロビンソンや現在のティム・ダンカンといった名センターを軸にした固い守備が、他チームを圧倒する強さの源となっている。
ラン&ガンのウォリアーズや、芸術的パスからのオフェンスが小気味良いサンズなどは、ゲームを見ていて楽しいのだが、短期集中のプレイオフではスパーズのような堅実でディフェンシブなチームが強い…というのが、ほぼ定説になっている。


今年は(約10年ぶりくらいで)プレイオフのみならずシーズンを通してNBAのゲームを見てきたが、久しぶりに観戦して気付いたのは、アメリカ以外の国出身の選手が増えて、しかも彼らが各チームの主力になっているということ。優勝したスパーズからして、ファイナルMVPを獲得したトニー・パーカー*1はフランス出身だし、ガードのジノビリはアルゼンチン出身。プレイオフでアップセット(番狂わせ)を見せたウォーリァーズも多国籍軍の様相を呈している。

*1:婚約者のエヴァ・ロンゴリア(「デスパレートな妻たち」のガブリエル役の人)が表彰式でパーカーにキスしてた。