「ゾンビ（Dawn of the Dead）」

ゾンビ映画愛好家のつれあいが借りてきて欲しいと言っていたのは、この作品でした。祝日の昼下がりにピザを食べながら鑑賞。この3連休、主にこんなことをして潰してしまった。

私はこれが初見だったのだが、1978年という公開当時の世相を反映して、冷戦・ベトナム戦争・消費社会・人種差別・マスコミの害…さまざまな観点から読み解ける（別に無理に読み解かなくてもいいが）、いま見てもとても興味深い作品だった。

この映画、終盤でヘルズ・エンジェルスみたいな、マッドマックスの悪役みたいな暴走族軍団が登場して、主人公らの立てこもったショッピングモールに突入してくるのだが、こいつらがムチャクチャ悪い奴ら。
いや、モールの略奪自体は別に普通だからいいんだけど、なんと、ゾンビが身に着けている装飾品や尻ポケットの財布を奪っているのだ（笑）。
この世で本当に怖いのはゾンビではなく人間だ、と思った。