「チャイルド・プレイチャッキーの種」

チャッキーに奥さんと子供ができて、子育てについて夫婦で対立する…そんなストーリー。
ホラー好きのつれあいのためにレンタルしてきたら、「こういうのは趣味ではない」と一蹴されてしまった。でも一応一緒に見る。
チャイルド・プレイはいつの間にかギャグ映画になっていた。本作でも、「シャイニング」や「マトリックス」などのパロディや、マーサ・スチュアートの逮捕を伝えるニュースなどが随所に挿入され、完全にオチャラケ映画になっていた。

特筆すべきはキャスティング。
「ロック、ストック＆トゥー・スモーキング・バレルズ」のクールな俳優ジェイソン・フレミングをはじめ、ラッパーのRedman（本人役で出演）や、「ピンク・フラミンゴ」の監督ジョン・ウォーターズさん、そして「バウンド」でジーナ・ガーションとレズビアンのファム・ファタール役を演じていたジェニファー・ティリー（これも実名で出演）など、そうそうたるB級キャストが勢ぞろいして、おバカな死に方やドタバタぶりを披露してくれる。
中でもジェニファー・ティリーは、体だけがウリの売れないノータリン女優を熱演していて、これは本当にすごかった。よく出演をOKしたな、という感じ。この人、40もだいぶ過ぎているのですね…。