「21g」

夜、BSフジでやっていたのをダラダラと。

2年前公開時に見た*1ときも思ったのだが、誰一人悪い人間はいないのに、誰一人救われないというやるせなさ。
とくに、自分に子供ができた今となっては、夫と娘2人を一気に亡くしたナオミ・ワッツ演じる女性の悲しさ（子供部屋のおもちゃを片付けるときの無力感…）はすごく共感できる。それとベニチオ・デル・トロ演じる信心深くつましく生きている父親にも、よりによってこんな人が交通事故で人を轢き殺すなんて…と同情してしまう。
禍福はあざなえる縄の如し…と言うが、すべてをない交ぜにしてそれでも「life goes on」なのか。

*1:2004年6月15日の日記参照