『お笑い男の星座2 私情最強編』
今週も月曜朝に帰京、そのまま出勤。飛行機の中で眠ろうかと思ったが、この本を開いてしまい、つい最後まで。
今回俎上に乗せられている「男」たちは、梶原一騎、角川春樹、アントニオ猪木を皮切りに、
- 「白色彗星」鈴木その子…とにかく「白」にまつわる言葉を羅列し続ける、その子先生への慈愛あふれる鎮魂歌。
- 「(自称)最強」寺門ジモン…常に「相手にどうすれば勝てるか」を思い描き、トレーニングを30年間欠かさず「70歳最強」を目指す、その奇行ぶり。「リーダー」こと肥後克広のいい加減さや、浅草キッド・ダチョウ倶楽部ステージ殴りこみ事件なども収録。
- 「癒しの女王」飯島直子…「スーパージョッキー」の打ち上げで、突如水道橋博士の前に舞い降りた女神・飯島直子は、博士に自宅の電話番号を渡して…。策士ダンカン、チョロこと中野英雄を絡めた悲喜劇。
- 浅草キッド自身の「免許証事件」…これも策士ダンカンにより煽られた、「運転免許証にオモロい顔で写る」というネタ合戦。その「書類送検」という壮絶な結末。
- 「グランブルー」江頭2:50…「浅草橋ヤング洋品店」で繰り広げられた、「人はどこまで息を止めて水中に潜っていられるか」という原始的極まりない競争。このコーナーでテレビデビューを果たした江頭が、深淵で見た生死の境。
- 百瀬博教
などなど…。
今回感心した言葉。
事実は真実の敵なり
これは梶原一騎の言葉だそうだ。あるがままの現実に没するのではなく、あるべき真実を追究することこそが、男の道だということらしい。