鶴瓶噺2005

仕事を早々に切り上げて、青山円形劇場へ。毎年恒例の鶴瓶噺を見に。


開演の30分前という微妙な時間に到着し、一緒に行った先輩と「先に軽く食事でも…」という話になり、ついつい魔がさして近くにあった蕎麦屋に入ってしまった。いや、蕎麦屋自体はいいのだが、これが思った以上に本格的な蕎麦屋で、山形産の蕎麦粉を使ったせいろや、穴子のてんぷらなんかを丹念に作られてしまい(いやそれも尋常ならば喜ばしいことだが)、かなりあせらされた。味はすごく良かったので、また落ち着いて訪れたい。


閑話休題鶴瓶噺。毎度毎度のバカ話に大笑い。聞いたことある話も多いのだが、いろんなバリエーションや前後関係の中で繰り出されるので、何度でも笑える。
鶴瓶さんのオモロイ話といえば、ご友人の淀川さんの話が定番だったが、最近は「きらきらアフロ」で共演中のオセロ松嶋さんに触れることが多いようだ。よほど気に入っているみたい。


今日は鶴瓶さんのご母堂の話がクライマックス。女優のキムラ緑子さんを迎えた二人芝居形式の掛け合いを挟みつつ、幼い鶴瓶少年が「うちにもクリスマスツリー買うてえな」と駄々をこねたところ、お母さんが箪笥の抽斗を階段状に開けて「クリスマスツリーやで」と言った話がフィーチャーされていた。
これも何度か聞いたことがある話だったのだが、その「ツリー」の形状をすっかり勘違いして思い描いていた。
話の最後に、舞台に電飾でキレイな「箪笥ツリー」の絵が浮かび上がったのだが、正面から見て雛壇状にツリーを表現していたものだった。私はてっきり、階段状の抽斗を真横から見せて、半分に割ったツリーを表現していたのだと思っていた。ま、どーでもいいんだけど。