読書で振り返る2013年

日記の更新が止まったまま、はや年末を迎えた。とりあえず今年を振り返る日記だけ更新しておこうと思う。
まずは、今年読んだ本から。読書メーターに「読んだ本」として記録した本が106冊。振り返ると今年は、海外旅行関連の本、忍者の本、西村京太郎のトラベルミステリー、の3本柱で読書をしていたようだ。我ながら赤面するラインナップではある。ちなみに今年で出た「新刊」は一冊も含まれていない。
本当はもっといろいろ読んでいるし、最後まで読み切らずに止まっている本もあるし、あと雑誌も入れればもっと増えるのだろうが、とりあえずこの中から心に残った何冊かを紹介したい。t

1月15日紹介

2月1日紹介

正岡子規

正岡子規

忍者ブーム図書館で借りて愛蔵版を何冊か読んだけど、これは読み続けるのに根気がいる大河ドラマだった。人間という存在の背負った業を、忍者という社会的底辺の存在から見ると、こうも気が滅入る話となってしまうのだろうか。

  • 『ニューヨーク・スケッチブック』

4月28日紹介

ニューヨーク・スケッチブック (河出文庫)

ニューヨーク・スケッチブック (河出文庫)

寝台特急殺人事件 (カッパ・ブックス)

寝台特急殺人事件 (カッパ・ブックス)

サッカー女子日本代表が誘拐されるという『消えたなでしこ』に見られるように、最近の京太郎先生の小説はアイデア一発のトンデモ系が多くなっている。しかし、今だからこそ読み返したい、記念すべき京太郎トラベルミステリーの第1作目が、本作である。
最近の作品群とは文章・内容ともに密度が段違いの、日本ミステリー界の金字塔と言えるだろう。