『上越新幹線殺人事件』

上越新幹線殺人事件 (講談社文庫)
以前から、旅行や出張や引越しへ行く先の情報を仕入れるために(あるいは余韻に浸るために)、その土地を舞台にした西村京太郎、内田康夫山村美紗などのトラベルミステリーを読むというのはどうだろうか、と思っていた。
…というわけで、今月は何回か新潟を訪問する予定が入ったので、とりあえず近所の図書館に所蔵の新潟がらみの西村京太郎作品(6冊)をまとめて借りてきた。まずは本書から。いの一番で「第一章 月岡温泉」というのもインプレッシブ。
十津川警部が連続爆殺事件の犯人を追うお話なのだが、サリン事件以前のテロリズムは爆弾が凶器だったんだな、と感慨深い。それにしてもあちこちで爆発が起こりすぎの感あり。こんなに爆破される新幹線には乗りたくない。