祇園の夜に考えた


祇園の小料理屋にて偉い人を囲み飲んだ。その方は私の高校の大先輩に当たり、しかも今日お話したところによると、なんと私の父親とかなり近い同郷とのことだった。


仕事柄、「偉い」と言われる人には、それこそ雲の上の方から政財界の方、著名人などなどいろいろ間近で見てきたし、逆にワンカップを飲んで人後不覚になっているような地べたの人々も見てきた。そういう中で、「偉い」とは何なのか…をいつも考えさせられる。
「王様」には、いつ自分が裸だと指摘されるかわからないという謙虚さと、実は自分も脱げば裸なんだよという率直さ、この二つの気持ちを持ち合わせていてもらいたいものである。