いつかきた道


ここのところ、兄姉の真似をしてドラえもんを開くようになった次男。「あっはっはっは、わっはっはっは」と乾いた声をあげながら。めくるだけだけど。
一番後ろのてんとうむしコミックス紹介のページは、なぜか深刻な表情で見ていた。


そういえば長男が1歳の頃、もちろん文字も読めないのにドラえもんのマンガを賢しげに開いて見ていたことがあったっけ…。あれは私が育児休暇を取っていた2007年の夏のこと。
娘はいつからドラえもんを読むようになったか忘れたが…すでにコミックスを全巻読破している。この前も「ねえ、夏休みに四畳半島に行ってみたいな。」と言っていた。四畳半島というのは、ドラえもんに時々出てくる(八丈島がモデルと思われる)架空のリゾートアイランドである。スネ夫がパパやいとこに連れて行ってもらうのだが、ジャイアントとしずちゃんだけ誘ってのび太は仲間外れ…というあの島。


ドラえもんは、もはや我が家の共通言語なのである。