「サンタフェ」

サンタフェ [DVD]
西部劇の名作「サンタフェ」を見た。鉄道がアメリカの成長と繁栄の象徴だった時代の話。
南北戦争直後の南部出身兄弟が主人公。サンタフェ鉄道の開通に命をかける男たちと、それを阻止しようとする男たちの争い。見事開通し580キロをわずか19時間(!)平均時速30キロ以上(!)で走破するようになれば、「鉄道はこの町に成長と繁栄をもたらし国中に広げる」。
ライバル会社との一刻を争うレール敷設合戦。こんな時代もあったのだなあ。いまならさしずめD社、K社、S社らによる高速無線通信網の敷設合戦といったところか。

「鉄道の発展とともにアメリカは栄え続けます」

エンディングに至るまで鉄道礼賛。それはつまり、西部の男たちの魂とも言える騎行の旅の終わりを告げるものだったのではないだろうか。