赤坂:四川雅園

大学の同級生たちと旧交を温める会を赤坂にて。今回のテーマは「仏跳墻(フォティオチャン)を食べる」*1
これは『美味しんぼ』第9巻に出てきた中華料理のスープで、山岡をして「究極のメニューに入るだろう」と言わしめた究極のスープである。あまりの美味さゆえ、香りをかいだ僧侶が墻(垣根)を跳び越えて食べに来る…というのが料理名の由来になっている。
で、その「仏跳墻」を出す店が赤坂にあるというので集まったのが、四川雅園という小体な中華料理店だった。ひとしきり四川料理をいただいた後、おもむろに仏跳墻を注文。大きな瓶に入って出てきたスープを取り分けたのが画像の代物。この写真ではぼんやりとしたスープにしか見えないが、漢方や肉、野菜などの旨みが充分にしみ出した味はまさに玄妙。なんというか、体によさそうな味。
個人的にはマレーシア料理の「肉骨茶(バクテー)」に味も香りも(おそらく材料も)似ていると感じた。

*1:この友人たちとはかれこれ10年来、会話の内容が「美味しんぼ」「三国志」「ヒント:たぬき」から変化していない。