銀座:善光寺蕎麦

銀座の中央通を教文館ビルとアップルストアの交差点で有楽町方向へ曲がってしばらく歩いていくと、サブウェイの手前あたりに、人が2人ようやっとすれ違えるくらいの幅の路地の入り口が見え、そこにひっそりと「善光寺蕎麦」という看板が出ている。以前から気になっていたのだが、今日初めて訪問。
店先には「今日のおすすめ」が書かれた黒板が。この向こうにどんな瀟洒なお店が待ち構えているのか…と思いきや、引き戸をガラリと開けると地下へ続く階段が現れた。地階は意外に広く、もったいぶったところの無い、町のお蕎麦屋さん風の小ざっぱりとした店内なのであった。
 
冷やし茄子やぶりのあら煮などをアテに、ビールと冷酒をゆるゆると飲みつつ、読書。月曜に妻子が帰省先から帰ってくる前に、久々に蕎麦屋の長っ尻を堪能。

〆のせいろ。お蕎麦は出汁も含め割と淡白な感じだった。酒肴の品揃えや「銀座の隠れ家」然としたシチュエーション込みで考えれば、まあまあ満足。隣のテーブルに座った熟年カップル(夫婦ではなさそうだった)の男性のほうは、えらく興奮して「日本酒つまみも揃って、銀座にこんなええ蕎麦屋があったんか」と連発していた。