依存症への依存症

ギャンブル依存症の本を数冊図書館から借りてきて積んでおいたら、それを拾い読みしていたつれあいがすっかりのめりこんでしまい、今度は自らアルコールや買い物、恋愛とありとあらゆる種類の依存症本を借りてきて没頭している。
どの本にも、依存症の人が堕ちていく過程や、周囲がそれに巻き込まれていく様子が割と詳細に書かれていて、つれあいにはそれらが恐ろしくもとても興味深くて目が離せないようだ。 まるで依存症への依存である。
「『夫がアル中になれば家庭は半壊、妻がなれば全壊』ですって、うまいこと言うね」…と言って、いまも私の横でつれあいが本に感心している。


依存症を仕組みとして引き起こすスキームが確立されれば、喜んで営業活動に活かしたい業界もいるのではないだろうか。というか、一部業界ではすでにノウハウとして使われているのかな。