第五列

新・平家物語』を読んでいて、平家が落ちていった後にも平家びいきの者が都から姿を消したわけではない…というような意味合いで、「五列的」という表現が使われていた。
意味が分からなかったので調べてみたら、こういうことらしい。

第五列(だいごれつ、スペイン語:quinta columna、英語:fifth column、独:Fünfte Kolonne)とは、本来味方であるはずの集団の中で、敵方に味方する人々の存在を指す。
この表現は、スペイン内戦で反政府軍側の将軍エミリオ・モラ・ビダルが、1936年にラジオで「我々は4個軍団をマドリードに向け進軍させている。人民戦線政府が支配するマドリード市内にも我々に共鳴する5番目の軍団(第五列)が戦いを始めるだろう」と放送したことに起源する。
この単語はまた、自らが居住している国家に敵対する別の国家に忠誠を尽くすことを求められた人々や、自らが居住している国家に対して戦争のときに敵方の国家に味方する人々を指す場合にも使用される。
…現在では「第五列」は裏切者といった非難や軽蔑の意を含んでいるのに対し、侵略者に対する「レジスタンス運動」は「第五列」よりは肯定的に捉えられているが、この2つの単語は部分的には一致するとも考えられる。
第五列 - Wikipedia

うーん、こんな現代的な用語が平家物語に紛れ込むと、変な感じがする。