American Idol season8

4月の番組改編で、BS11で始まった「アメリカン・アイドル」が面白い。
もちろんこの番組は前から知っていたし、ここからデビューした「アイドル」たちがヒットチャートを賑わしているのもよく知っている。ただ番組そのものを見たのは、これが初めて。
見始めてみると、番組のプロデューサーも兼ねている審査員サイモン・コーウェルの毒舌評が痛快でしょうがない。これだけ臆面も無く参加者をこき下ろすことができるのが凄いと思う。
さらに凄いのが、酷評されても「そんなはずはない、俺は必ずチャンスをつかんでミリオネアになるんだ」と反論したり、「もう一度だけチャンスをくれ」とか言ってすぐさま次の歌を歌い出したり、「どこがいけなかったのか教えて欲しい」と質問してきたりと、全くへこたれない参加者たちの姿。この辺はさすがアメリカ人だな〜と思う。こんなこと言える日本人は、まずいない。


…と思ったのだが、この前読んだ『松田聖子中森明菜』という本*1で、中森明菜が「スター誕生!」(これこそ日本版アメリカン・アイドルだ)に2回落選して3回目で史上最高の点数を叩き出して合格した…というエピソードが書いてあったのを思い出した。
それによると、1回目のチャレンジで「選曲が大人び過ぎている」といって落とされた中森明菜は、もっとポップな歌で挑んだ2回目に、今度は「子供っぽ過ぎる。童謡でも歌えばいい」と言われ、「童謡じゃ『スター誕生!』のオーディションに参加できないじゃないですか」とその審査員に反論したそうだ…。